奈良県内で初めて「防災道の駅」に選定された=奈良県提供

奈良県は3日、奈良市西部に整備している道の駅「クロスウェイなかまち」を11月30日に開業すると発表した。県産の農産物直売所のほかレストランやカフェ、観光案内所を設ける。非常用発電装置や防災倉庫も備え、奈良県内で初めて国が「防災道の駅」に選定した。

第二阪奈道路と県道の枚方大和郡山線が交差する場所に立地し、近くには国内最大の蛇行剣と盾形銅鏡が出土した富雄丸山古墳がある。敷地面積は約3万4000平方メートルで257台分の駐車場を備える。

総事業費は約33億円。当初は2023年度末の開業を予定していたが、建設資材の高騰などで入札が不調になったことから開業が遅れていた。

3日の記者会見で山下真知事は「大阪方面から来られる観光客にも利便性の高い道の駅になる」と話した。

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