福島県南会津町の酒蔵が生産する日本酒(清酒)「南会津」が30日、国が保護する地域ブランド「地理的表示(GI)」として国税庁から指定を受けた。福島県産の日本酒がGI指定を受けたのは初めて。
原料米の生産から醸造用水の採取、清酒の製造まで同じ市町村内で完結する日本酒の指定は全国初となる。酒蔵はGIを海外輸出などの販売促進に活用する。
「南会津」のブランドを表示できる日本酒の基準としては、ミネラル分の溶け込みが少ない豊富な軟水を使って同町内で醸造し、口あたりがやわらかく、後味がすっきりとした酒種などとした。
いずれも南会津町にある会津酒造と国権酒造、開当男山酒造、花泉酒造の4つの酒蔵でつくる「GI南会津管理協議会」が申請していた。
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