博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)のケルケンツェス事務局長は30日、2025年大阪・関西万博の開催中に会場の隣で予定されているカジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の工事について「(万博と)共存し、お互いマイナスの影響を与えないようにしてほしい」と語った。  斎藤健経済産業相と東京都内で会談後、記者団の取材に応じた。ケルケンツェス氏は工事で生じる可能性がある騒音や粉じんに懸念を示していた。一方、工事を中断すれば、IR運営会社に出資する企業の費用負担の増大などにつながる恐れがある。  ケルケンツェス氏はIR工事を今年6月に初めて聞いたといい「正直驚いた」と述べた。


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