島根県農業協同組合(JAしまね)の坂本満常務理事は30日の記者会見で、コメ価格が上昇していることに関して「JAしまねも2024年産米の出荷を開始している。コメ不足は緩和していくのではないか」との見方を示した。

坂本氏は島根県産の24年産米のJAの集荷量が、29日時点で337トンだったことを明らかにした。前年の同時期は134トンで「順調に集荷が進んでいる」としている。コシヒカリの1等米比率は34.1%で、前年とほぼ同水準だった。

県内のコメ出荷量に占めるJAの集荷率は4割強にとどまる。今年は3万6000トンの集荷目標に対し、現時点では3万5000トン強を見込む。JAしまねは、24年産コシヒカリ(1等米、60キロ)の集荷価格(概算金)を4600円引き上げており「集荷率の引き上げに引き続き取り組みたい」とした。

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