西濃運輸のトラック

西濃運輸は29日、名古屋大学発スタートアップのオプティマインド(名古屋市)と共同で、荷物の配送ルート作成を自動化する実証実験を始めると発表した。人工知能(AI)などを活用し、約20%の配送時間削減を目指す。物流の2024年問題などによる人手不足に対応するため、新興と組んで新たな効率化策を試す。

期間は9月1日〜2025年2月末で、6〜8の支店を対象にする。西濃運輸の配達情報管理アプリ「カンナビ」と、オプティマインドが開発した配車・配送ルートを作成するクラウド「Loogia(ルージア)」をシステム連携する。

カンナビでは配送先の位置情報などは表示されるが、コース順はドライバーが決めており、属人的な運用になっている。カンナビで荷物の荷札などについたバーコードをスキャンし、ルージアが車両の走行データなどをAIで解析して最適なルートをはじき出す。経験の浅いドライバーでも的確なルートを通れるようにする。

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