トヨタ自動車の旗

 トヨタ自動車が29日発表した7月の世界生産台数は、前年同月比0・6%減の80万4610台だった。中国市場は現地メーカーとの電気自動車(EV)の価格競争激化により6カ月連続で前年実績を下回ったものの、北米や欧州などが堅調で、ほぼ前年並みとなった。世界販売は0・2%減の85万7982台だった。  国内生産台数は0・1%増の30万9118台だった。認証不正を受け6月から「ヤリスクロス」など3車種の生産を停止しているが、リコール対応で停止していた「プリウス」の生産が6月中旬に再開したことなどから前年並みとなった。国内販売台数は3車種生産停止の影響で0・6%減だった。  中国は生産台数が9・6%減、販売台数が6・1%減といずれも6カ月連続で減少した。販売活動を強化したが、現地勢が低価格のEVで攻勢をかけており、厳しい市場環境が続いている。高級車の新型「グランビア」の販売は好調だった。  米国やカナダなど北米の生産台数は6・2%増だった。工場の稼働日が前年より2日間多いことが寄与した。


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