第四北越銀行の本店(新潟市)

第四北越フィナンシャルグループ傘下の第四北越銀行は28日、顧客の資産運用分野で三井住友信託銀行と業務提携したと発表した。投資一任サービス(ファンドラップ)の商品・サービスの提供や金融商品販売での人材育成などで協力する。第四北越銀によると、資産運用分野で包括的な業務提携をするのは両行とも初めてだという。

両行は金融商品販売に関する内部管理体制の強化や商品戦略の企画・実行などでも連携する。三井住友信託銀は専業の信託銀行として、高いコンサルティング力を持つ。一方、第四北越銀は地銀として顧客や地域と密接な関係を築いている。両行が持つノウハウやネットワークを生かして顧客の資産運用に関する商品・サービスを向上し、地域の持続的発展につなげる。

業務提携は8月1日付で締結した。新しい少額投資非課税制度(NISA)の開始や金融教育の普及など個人の資産形成の重要性が増していることなどから、提携につながった。

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