三重県がまとめたお盆期間(11〜15日)の県内主要観光施設の観光入り込み客数は、前年同期比53%増の49万7777人だった。新型コロナウイルス感染症がまん延する前年の2019年比でも2%上回った。気象庁が8日に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表した影響もみうけられた。
調査期間は10〜18日までの9日間。鈴鹿サーキットや、伊勢神宮(内宮・外宮)、おかげ横丁など20施設を調べた。このうち比較可能な15施設を集計した。
3連休だった10〜12日は前年同期(11〜13日)に比べ2%少なかった。三重県の一見勝之知事は27日の記者会見で「注意情報が出てキャンセルが発生しているところもある。結果は集計しているところだが、少なからず影響が出ていた可能性がある」と話した。
施設別でみると、御在所ロープウエイは「山の日」にちなんだイベントの実施や、猛暑のなかで涼しさを求めて来訪する旅行者をターゲットにしたPRが奏功した。三重県南部の東紀州地域の各施設は、熊野古道の世界遺産登録20周年に伴う関心の高まりの恩恵があった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。