経済産業省と文部科学省は26日、博士号を取得した専門人材の就職を支援する検討会合を初めて開いた。博士人材を生かし切れていない日本企業が採用しやすい環境を整えるのが狙い。実務的な課題を整理した上で、2025年3月までに企業や大学向けの手引を策定する方針だ。

 会合には企業の人事担当者や大学関係者らが参加。現状や各委員の取り組みについて話し合った。

 経産省の調査では20年時点で博士人材を採用していない企業は76.6%に上った。このうち35.6%が博士人材を「採用したくても採用できない」と答え、理由は半数以上が「マッチングがうまくいかなかった」とした。

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