パナソニックHDのパビリオンの展示エリア「大地」のイメージ図

パナソニックホールディングス(HD)は26日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の自社パビリオン「ノモの国」の展示内容の一部を発表した。酸素を与えると光る性質を持つ微生物や、ガラスに塗布した「ペロブスカイト太陽電池」などを展示する。実証実験やデザインなどを調整し、11月以降に施工を始める。

パビリオンは展示エリアと体験エリアで構成されており、このうち展示エリア「大地」の詳細を発表した。パビリオン全体の延べ床面積1731平方メートルのうち、展示エリアは165平方メートルを占める。体験エリアの詳細は9月に発表する。

展示内容はパナHDが研究開発する技術が中心となる。発光微生物を培養し、酸素を送り込むことで発光する様子が観察できる水槽の展示では、創業以来携わってきた「あかり」の未来を提案する。

インクジェットプリンターの技術を応用してペロブスカイト太陽電池をガラスの表面に塗った「発電するガラス」を使ったオブジェでは、都市の景観に溶け込みやすい太陽電池を紹介する。

パナHDが開発した生分解性素材「Kinari(キナリ)」を使って、子どもたちが作ったオブジェのほか、建材にキノコの菌由来の素材を使ったドーム型の設備なども展示する。

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