26日の東京外国為替市場は、朝方からドルを売って円を買う動きが広がっています。

先週末、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が西部のジャクソンホールで行った講演で、来月の会合で利下げに踏み切る考えを示しました。

この発言を受けて日米の金利差の縮小が意識され、円相場は講演前と比べて2円余り、円高が進み1ドル=144円台まで値上がりしましたが、26日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、円相場は一時1ドル=143円台まで値上がりしています。

市場関係者は「ヒズボラがイスラエルに大規模攻撃を行ったことで、中東情勢のさらなる不安定化が懸念されていることも、円が買われやすい要因となっている」と話しています。

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