ヤオコーは24日、ベトナム市場に参入すると発表した。ベトナムで食品スーパー9店舗を展開する「グリーン・スカイ」の親会社に出資し、現地スーパーの店舗運営などを支援する。出資額は1億円弱。ヤオコーが海外企業に出資するのは初めて。少子高齢化で国内市場の縮小が見込まれるなか、海外市場で新たな成長を見込む。
グリーン・スカイの100%親会社であるソフィー・インベストメントに出資した。グリーン・スカイはホーチミンを中心に食品スーパー「3SACH」を9店舗展開する。自社の総菜工場やベーカリー工場を持ち、他社への商品販売も行っている。
ヤオコーは国内のスーパー運営で蓄積したノウハウを生かして現地の店舗展開や総菜などの製造・販売を支援する。ベトナムは若年層が多く、今後も人口増加が期待される。食品スーパーのニーズが高まっていくと見られ、現地企業の支援業務を新たな成長戦略の一つと位置付ける。
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