2024年内にテスト版を公開し、将来的な実用化を目指す

ソニーグループは23日、次世代インターネット「Web3」技術の基盤となる独自のブロックチェーン(分散型台帳)を開発したと発表した。ゲームや音楽といった同社のエンターテインメント事業などでの活用を見据える。2024年内にテスト版を公開し、将来の実用化を目指す。

シンガポールのスタートアップ、スターテイル・ラボと設立した合弁会社を通じ、ブロックチェーン技術「ソニューム」を開発した。

同技術を使ったアプリケーションの開発環境の提供からコンテンツへの活用まで一貫して手掛けられるようにすることで新規サービスを創出しやすくし、一般消費者への普及を目指す。ゲーム内に登場するアイテムを実際に売買するといったWeb3ならではのコンテンツ利用は現在一部にとどまっている。

ブロックチェーンはネット上の複数のコンピューターで取引記録を共有して互いに監視する仕組みで、データを改ざんしにくい。暗号資産(仮想通貨)などの基盤技術に使われる。

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