オークマは22日、10月1日を効力発生日として1株を2株に分割すると発表した。8月22日の終値ベースで約61万円の最低投資額を引き下げる。株式の流動性を高めるとともに投資家の裾野を広げる。
株式分割後の最低投資額は、足元の株価を基に試算すると30万円ほどに下がる。東京証券取引所が望ましいとする「50万円未満」になる。投資家が株を買いやすくし、3月末時点で約12%だった個人株主比率を引き上げたい考えだ。
分割に伴い、2025年3月期の期末配当予想は100円から50円に修正した。分割を考慮した実質的な配当額は変わらない。
オークマは25年3月期通期の連結売上高を前期比6%減の2150億円、純利益は20%減の155億円と予想する。米国や欧州で工作機械の販売が伸び悩む一方、中国や日本では需要持ち直しを見込む。
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