北陸電力グループでデータセンター(DC)の管理などを手掛けるパワー・アンド・IT(富山市)は、顧客の脱炭素化を進めるサービスを始めた。同社が日本卸電力取引所から電気が化石燃料由来でないことを証明する「非化石証書」付きの電力を調達し、顧客に使ってもらう。使用電力量が多いDC事業者の脱炭素化を進める。

生成AI(人工知能)などの普及で需要が増えているデータセンターは、設備の冷却などで多くの電力が必要になる。パワー・アンド・ITの担当者は「(同サービスで)顧客は、環境に配慮している姿勢を示すことができる」と話す。同社は北陸電力や情報システムのインテック(富山市)が出資し、2009年に設立された。

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