象印マホービンは細口タイプの電気ケトルで、倒れてもお湯が漏れにくい機能を設けた

象印マホービンは20日、同社初となる注ぎ口が細い電気ケトルを10月21日に発売すると発表した。湯量が調整しやすくコーヒーの抽出に適しており、細口タイプの電気ケトル需要が増えていることに対応する。倒してもお湯が漏れにくい構造で安全性を確保した。市場想定価格は1万5000円。

細口タイプの電気ケトルは、倒れると上部にある蒸気の出口となる弁がお湯で塞がれ、内部の圧力が高まりお湯が漏れてしまう。象印は倒れても別の蒸気の出口を確保することで圧力上昇を抑える。さらに倒れても注ぎ口が上を向くように設計し、お湯を漏れにくくした。

電気ケトルを巡っては、乳幼児が誤って倒してお湯が漏れ、やけどする事故が起きている。経済産業省は倒れてもお湯が漏れにくい構造とすることを求めている。

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