石川県に本社を置くドラッグストアチェーンの「クスリのアオキホールディングス」は16日、金沢市で株主総会を開きました。

この中で、株式の9%余りを保有する香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が「企業統治に重大な問題がある」として、創業家出身の青木宏憲社長ら取締役3人の解任を求める株主提案を行いました。

ファンドは提案の中で、青木社長と青木孝憲副社長の2人を対象にした新株予約権が正式な手続きを経ずに有利な条件で発行されたと主張していました。

総会はこれまでで最も長いおよそ2時間半にわたって行われ、採決の結果、ファンドの提案は反対多数で否決されました。

一方、青木社長など11人の取締役の選任案は賛成多数で可決されたということです。

会社は「株主総会までの数週間、株主との対話でもらった意見や指摘を踏まえ、コーポレート・ガバナンスのさらなる強化を継続的に検討していく」とコメントしています。

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