ベビー用品メーカー大手のコンビは、個人用ショッピングカートを9月下旬に発売する。ベビーカーやペットカートで培ったノウハウを活用し、コンパクトに折り畳みできたり、片手でカートを開閉したりできるなど利便性を高めた。少子化でベビー用品市場が縮小するなか、新たな需要開拓をめざす。
商品名は「ミスモーイ」で、ハンドル部のボタンを押して片手開閉ができる構造にしている。持ち運びがしやすいよう車体の重さを約5.5キログラムに抑えつつ、約30キログラムまで持ち運べる耐久性を実現した。希望小売価格は3万6300円。
2020年7月のレジ袋有料化をきっかけにマイバッグを持つ人が増えており、買い物から帰宅する際、重い荷物を持って歩く負担が軽減されるショッピングカートに一定の需要があるとみている。
一方で買い物でショッピングカートを持ち歩く若年層はまだ少ない。街中で押して歩くことに抵抗感のないおしゃれなデザインにすることで、高齢者が多い利用者の裾野を広げたい考えだ。
テストマーケティングとして応援購入サイト「Makuake(マクアケ)」で販売したところ、目標金額のおよそ4倍の約200万円を集めた。
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