16日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=149円台前半で取引された。  午前10時現在は前日比1円94銭円安ドル高の1ドル=149円15~16銭。ユーロは1円56銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円69~72銭。  15日に発表された米小売売上高が市場予想を上回る伸びだった。米景気の後退懸念が弱まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退して米長期金利が上昇。日米金利差を材料に円売りが先行した。  市場では急速に円安が進んだこともあり「利益確定や持ち高調整のための円を買う動きもある」(外為ブローカー)との声があった。


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