日経平均株価の上げ幅が一時1000円を超えたことを示すモニター=16日午前、東京・東新橋

 16日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅続伸し、上げ幅は一時1100円を超えた。取引時間中として今月2日以来、2週間ぶりに節目の3万7000円台を回復した。前日の米国株高や外国為替相場の円安進行を好感し、機械や電機など輸出関連を中心に幅広い銘柄で買い注文が膨らんだ。

 午前10時現在は前日終値比978円80銭高の3万7705円44銭。東証株価指数(TOPIX)は53.59ポイント高の2654.34。

 平均株価への影響が大きい半導体関連株の値上がりも目立ち、相場を押し上げた。前日の米国株式市場は主要な株価指数がそろって上昇した。7月の米小売売上高が市場予想を大幅に上回り、米景気後退への懸念が和らいだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。