マブチモーターは値上げが奏功して今期純利益を上方修正(マブチの自動車用モーター)

マブチモーターは14日、2024年12月期の連結純利益が前期比21%減の154億円になる見通しだと発表した。従来予想から14億円上方修正する。モーターの値上げや、採算の悪い電動シェーバー向けなどの受注の絞り込みが寄与する。下半期に見込まれる為替差益の縮小や研究開発費の負担増などの影響を補う。

売上高は6%増の1890億円、営業利益は22%増の189億円と、従来予想よりそれぞれ10億円、1億円上方修正した。

同日、最大30億円の自社株買いをすると発表した。発行済み株式の総数(自社株を除く)の1.6%に当たる200万株を上限に買い付ける。取得期間は16日から12月23日まで。

同日発表した24年1〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比17%増の952億円、純利益が24%増の125億円だった。自動車メーカーの生産復調を受けて、車のドアロックやミラー向けのモーターなどが回復した。

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