静岡県湖西市は9月27日から10月10日まで、水道の利用時間によって料金が変動する「オフピーク制」の導入に向け、時間帯別料金の実証実験を実施する。一橋大学が協力し最大で500戸が参加する。参加者は時間帯の水道使用量に応じて最大で3000円分の謝礼を受け取ることができる。
水道の使用量が少ない、深夜や早朝などの使用を増やすと謝礼が増加する。一方で、ピーク時間帯(午後5時〜11時)の利用が増えると謝礼が減額する。実証実験は2023年に引き続き2回目。インセンティブの制度を変更し、「より現実に近い形式」(同市担当者)で効果を検証する。
人口減少などで、水道管の老朽化や水道料金の値上げが確実視されるなか、オフピーク制を導入することで、水道インフラの維持にかかるコストを削減する狙い。市民側も料金割り引きが適用される時間に利用することで支払いを抑えられる。
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