オープンハウスは都心部を中心に戸建て住宅が売れた

オープンハウスグループが13日発表した2023年10月〜24年6月期の連結決算は、営業利益が17%減の807億円だった。戸建て関連事業で土地代が高止まり、採算が悪化した。同業の三栄建築設計(現メルディア)の子会社化に伴う負ののれん発生益127億円などで、純利益は前年同期比12%増の685億円だった。

売上高は14%増の8950億円だった。新築マンション価格の高騰が続き、相対的な割安感が出た戸建て住宅が都心部で売れた。6月末の戸建て関連の棚卸し資産は3月末に比べ7%減の2307億円と4四半期連続で減少した。同社は「適正水準に戻っており、(今後は)利益率の改善が見込まれる」としている。

24年9月期の業績予想は従来予想を据え置いた。予想営業利益(13%減の1240億円)に対する進捗率は65%にとどまるが、7〜9月期に引き渡しを予定するマンションが多いなどとして計画通りだという。

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