パナソニックサイクルテックはバッテリーパックのリコールを発表した

パナソニックホールディングス(HD)グループのパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)は23日、電動アシスト自転車向けのバッテリーパック14万364個をリコール(回収・無償修理)対象に加えると発表した。自転車搭載用および交換用として2015年1〜8月に製造した21モデルと、交換用として15年8月〜17年7月までに製造した2モデルの計23モデルが対象となる。

当該期間に販売した自転車のほぼ全台が対象となる。設計上の不具合により、電池セルの外部などでショート(短絡)し発煙・発火する事故が20年5月〜24年4月22日までに13件起きた。人的被害は出ていないという。

対象製品を持つ消費者には新品のバッテリーパックを無償で提供するほか、放電器を送付し、リコール対象品を放電したうえでパナサイクルまで返送してもらう。

パナサイクルは過去にもバッテリーパックのリコールを3回発表している。今回の事案を合わせると、リコール対象のバッテリーパックは計約55万個に増えた。

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