北越コーポレーションは23日、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントから、取締役の選任などに関する株主提案の文書を受領したと発表した。内容に関して「精査後、取締役会の意見とともに開示する」としている。
取締役候補の氏名などについて、北越コーポは明らかにしていない。北越コーポの取締役の任期は2年で、今年は選任議案がない。
オアシスは2021年10月に北越コーポの株式約8%を取得したと大量保有報告書を提出し、北越コーポが保有する大王製紙株の売却を提案した。23年2月には一転、北越コーポと大王製紙の統合を提案した。統合の見込みがないとみて、同年6月の株主総会で岸本晢夫社長の再任に反対するよう他の株主に呼びかけた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。