OKIが8日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、最終損益が18億円の黒字(前年同期は1億5600万円の赤字)だった。新紙幣の切り替えでATMや現金処理機の出荷が増えた。第1四半期で最終損益が黒字だったのは15年以来9期ぶり。
売上高は前年同期比20%増の979億円、営業損益は38億円の黒字(前年同期は1000万円の赤字)だった。大型案件が前年に引き続き好調だった。半導体製造装置用のプリント基板や産業用ロボット向けのケーブルは中国の景気停滞などを受けて需要が落ち込んだ。
25年3月期通期の業績は従来予想を据え置いた。寺本禎治・副社長執行役員は「ATM事業に関しては今期もフル稼働で生産対応しており、25年度も同程度の生産が続くと見ている」とした。
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