給湯器大手のノーリツは8日、2024年12月期の連結純利益が前期比5.4倍の47億円になる見通しだと発表した。従来予想から5億3000万円上方修正した。政策保有株式のアシックス株の売却で39億円の投資有価証券売却益を計上するため。

売上高は2%増の2050億円と従来予想を70億円下回る。営業利益は17%減の32億円と増益予想(30%増の50億円)から一転減益になる。国内で家庭用給湯器の買い替え需要が低迷しているほか、海外でも中国での販売が減少している。銅価格の上昇で熱交換器の製造コストが上がることも響く。

同日発表した24年1〜6月期連結決算は、最終損益が3億5400万円の赤字(前年同期は10億円の黒字)、売上高は前年同期比4%減の960億円だった。

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