退職金などまとまったお金の運用にも利用されることが多い一時払い終身保険の保険料が安くなっている。生命保険各社が「予定利率」と呼ばれる契約者に約束する運用利回りを相次いで引き上げているためだ。住友生命保険は予定利率を1日契約分から1・25%に改めた。2013年以来11年ぶりの高水準だ。  予定利率の引き上げは、日銀が進める金融政策の正常化で市場金利が上昇傾向にあることが背景にある。低金利下で停止していた一時払い終身保険の販売を再開する動きもあり、資産運用の選択肢が拡大しそうだ。  住友生命の予定利率は従来1・10%だった。


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