岩手県は7日、小中学生の理工系への興味を高めるための企業見学会とサイエンス教室をデンソー岩手(金ケ崎町)で開いた。保護者を含む35人の参加者は同社の電子デバイスの生産現場に触れ、ものづくりや科学の魅力に目を輝かせていた。
サイエンス教室の案内役を務めたのは岩手大学理工学部の団体「工学GIRLS」と一関工業高等専門学校のサークル「STEAM-nitic」の学生。サーモグラフィーを使った科学マジックや乾電池で動くオブジェ作りで参加者の関心を引き出していた。
デンソー岩手は車載半導体やセンサーなどを生産している。見学会では子供たちに部品を送る機械の工夫と精密なものづくりを紹介した。
県は8日には寺岡精工グループのデジアイズ(奥州市)でも見学会と両学生グループによるサイエンス教室を実施する。
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