第一工業製薬の坂本会長(左から2人目)らがテープカットをした(1日、京都市)

第一工業製薬は、JR京都駅(京都市下京区)近くに本社を移転した。新本社の内装には京都産の木材を多く使い、顧客との商談・応接スペースも広く確保している。坂本隆司会長は「京都駅の新幹線口から徒歩3分ほどの場所で、顧客とのコミュニケーションも取りやすくなる。社会ニーズの変化に対応し価値ある製品を提供し続けたい」と話した。

同社は洗剤などに使う界面活性剤の大手メーカー。旧本社は阪急西京極駅(京都市右京区)から徒歩15分ほどの場所にあった。京都市は「京都サウスベクトル」と呼ぶ企業誘致計画を通じて、京都駅の南方にオフィスや研究所を集めようとしている。第一工業製薬は市の取り組みを受けて最初に本社オフィスを移転した企業となる。

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