ニチコンが6日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比8%減の411億円、純利益が49%減の17億円だった。主力のコンデンサー事業はデータセンター向けが堅調だったが、エアコンなどの白物家電やファクトリーオートメーション(FA)機器向けが不振だった。顧客の在庫調整も響いた。

25年3月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比2%増の1850億円、純利益は1%増の83億円を見込む。蓄電関連では電気自動車(EV)の電力を家庭に融通する「ビークル・ツー・ホーム」(V2H)で新製品を投入し、下期から収益の効果が期待できるとしている。

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