大林組が6日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期の3.9倍の258億円だった。国内外で大型工事が進んだほか、国内で建築工事の採算も改善した。政策保有株の売却による特別利益も寄与した。
売上高は18%増の5747億円、営業利益は3.7倍の153億円だった。国内建築部門のセグメント損益が62億円の黒字(前年同期は29億円の赤字)に転換した。低採算案件が一巡し、建築工事の完成工事損益率(単体ベース)は7.1%と前年同期に比べ2.9ポイント改善した。24年3月期通期は6.3%だった。
売上高が前期比8%増の2兆5100億円、純利益が16%増の870億円とする25年3月期通期の業績見通しは据え置いた。
「日経電子版 投資・財務・会計」のX(旧Twitter)アカウントをチェック鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。