デサントの24年4〜6月期は販管費が増加し最終減益となった

デサントが5日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%減の27億円だった。円安で海外を中心に売上高が伸びたものの、広告宣伝費など販管費が増加した。

売上高は1%増の274億円だった。主力ブランド「デサント」の販売が国内外で伸びた。韓国ではサッカー用品の「アンブロ」も好調だった。日本での賃上げなどもあり、営業利益は65%減の6億8300万円だった。

25年3月期の期末配当は、従来予想の50円から無配とした。同日に伊藤忠商事によるTOB(株式公開買い付け)を発表しており、TOBが成立するとデサントは上場廃止となる見通しのため。25年3月期通期は、売上高が前期比2%増の1300億円、純利益が4%増の125億円とする従来予想を据え置いた。

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