オークマが5日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比48%減の24億円だった。欧州の景気不安に加え、米国の顧客企業が設備投資を控えたことで工作機械の販売が鈍った。連結ベースの受注額は1%減の482億円だった。

売上高は10%減の453億円、営業利益は45%減の30億円だった。米国では先々の利下げをにらんだ中堅・中小企業が、借り入れを伴う投資を先送りしているという。一方、中国では電気自動車(EV)関連などで設備投資を再開する動きがある。日本でも半導体関連向けなどの引き合いが少しずつ増え始めた。

25年3月期通期の連結業績は従来の予想を据え置いた。売上高は前期比6%減の2150億円、純利益は20%減の155億円を見込む。同社は「受注と売り上げはこの4〜6月期が底で、今後少しずつ上向いていくのではないか」との見通しを示した。

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