日立造船が5日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、最終損益が28億円の赤字(前年同期は18億円の赤字)だった。国内の税金負担が増えたこともあり、最終赤字幅が拡大した。船舶エンジンの燃費データ不正による業績影響は「調査中で、結果を踏まえて改めて公表する」と説明した。

売上高は19%増の1215億円、営業損益は8億7800万円の赤字(前年同期は33億円の赤字)となった。スイス子会社のごみ焼却施設の設計や建設などが進み、営業赤字幅は縮小した。

船舶エンジンの燃費データ不正については木村悟取締役は「損害賠償などいろいろな影響が想定されるが、現在は特別調査委員会の調査に協力をしている段階で情報提供ができない」と話した。

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