下げ幅が一時2500円を超えた日経平均株価を示すモニター。円相場は一時1ドル=145円台を付けた=5日午前、東京・東新橋

 週明け5日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅続落した。下げ幅は一時2500円を超え、取引時間中として今年1月上旬以来、約7カ月ぶりに3万4000円を割り込んだ。前週末2日に米国株式市場が大幅安となった流れを引き継いだ。東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=145円台まで上昇し、1月中旬以来、約6カ月半ぶりの円高ドル安水準となったことも重荷となった。

 平均株価の午前9時15分現在は前週末終値比2225円41銭安の3万3684円29銭。東証株価指数(TOPIX)は178.27ポイント安の2359.33。

 東京株式市場は前週末2日に急落し、前日比2216円安で取引を終えて1987年の米株式相場の大暴落「ブラックマンデー」の翌日に次ぐ史上2番目の下げ幅を記録したばかりだった。その後も日本時間の2日夜に発表された米雇用統計の結果を受け、米景気減速への警戒感が高まり米国株が大幅安となったことから、週明け5日の東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まった。

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