CCBJHは自動販売機などの設置や運営業務を会社分割すると発表した

コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(CCBJH)は2日、自動販売機などの設置や運営などの事業を売却すると発表した。会社分割により運営と管理をそれぞれ担う2つの新会社を9月2日付で設立。運営会社は51%の株式を、管理会社は全株を2025年1月6日付で売却する。売却額は非公表。経営資源を集中して自販機などの運営コストを削減する。

まずは設置や整備などの運営を担う「EQオペレーション準備会社」と、管理計画を立てる「EQアドミン準備会社」を設立し、簡易吸収分割で事業を承継する。EQオペレーションは25年1月6日付で運送会社のシンクランホールディングス(金沢市)に株式の51%を売却し、CCBJHの持ち分法適用会社となる。EQアドミンは同1月6日付で業務改革支援のジェンパクト(東京・千代田)に全株式を売却する。

CCBJHは自販機などの投資計画を策定し、EQオペレーションに運営業務を委託する。EQオペレーションはEQアドミンに管理計画の立案を委託する。当面はコカ・コーラグループからの業務委託となるが、コカ・コーラ以外からの業務を請け負うことも検討しているという。

CCBJHが8月2日に発表した2024年1〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比2%増の4114億円、最終損益は2億9700万円の赤字(前年同期は39億円の赤字)だった。値上げが浸透して収益が改善したほか、物流網の効率化によるコスト削減効果で赤字幅が縮小した。

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