阪神百貨店梅田本店の上層の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」のオフィス賃貸が好調だった

阪急阪神ホールディングス(HD)が2日発表した2024年4〜6月期決算は、純利益が前年同期比37%増の344億円だった。4〜6月期としては過去最高で、オフィス賃貸や鉄道・バス事業が好調だったほか、持ち分法による投資利益の伸びも寄与した。

売上高に相当する営業収益は7%増の2619億円、営業利益は1%増の340億円だった。不動産事業では阪神百貨店梅田本店(大阪市)直結の複合ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」などのオフィス賃貸が堅調だった。インバウンド(訪日外国人)などのホテル利用も好調に推移した。

国際物流は伸び悩み、エンターテインメント事業も宝塚歌劇団の公演回数見直しが利益を押し下げた。エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)や東宝などグループ会社からの持ち分法利益が大きく伸びた。

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