ゲーム機器向けの電子部品の販売が好調だった(写真は福島県の工場)

ヒロセ電機が1日発表した2024年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比40%増の84億円だった。同期間として2年ぶりの増益となる。為替の円安に加え、ゲーム機器に使われる電子部品の販売が好調だった。

売上高にあたる売上収益は11%増の448億円だった。円安で海外の売り上げが増えたほか、ゲーム機器などに使われるコネクターの販売が伸びた。新型コロナウイルス禍の巣ごもり特需後に積み上がった市場在庫が適正化に向かっている。営業利益は13%増の102億円だった。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比6%増の1760億円、純利益は6%増の280億円を見込む。ゲームなど民生向けの部品販売が伸び、ファクトリーオートメーション(FA)など産業機器向けの減少を吸収する。

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