DMG森精機が31日発表した2024年1〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が9億3300万円の赤字(前年同期は149億円の黒字)だった。1〜3月期に計上したロシアの製造子会社に関わる148億円の損失が響いた。本業の工作機械の販売は堅調で、営業利益は前年同期比3%増の232億円だった。
売上高にあたる売上収益は前年同期比6%増の2637億円、営業利益は3%増の232億円だった。粗利の改善に加え、期中平均の為替レートが1ドル=152.3円と前年同期(1ドル=134.9円)より円安に振れ収益を押し上げた。
24年12月期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比2%増の5500億円、純利益は6%増の360億円を計画する。ロシアの製造子会社に関する損失に対する保険金収入は7〜12月期に計上する見通し。受注計画は5300億円と従来予想から100億円上振れする。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。