湖北工業は31日、2024年1〜6月期の連結純利益が前年同期比33%増の17億円となったと発表した。32%減の9億円としていた従来予想から一転して増益となる。海底ケーブルに使う通信用先端部品「光アイソレーター」の販売が当初予想よりも好調に推移した。
湖北工業は光情報通信の関連部品では世界トップクラスのメーカー。24年1〜6月期の決算発表は8月8日に予定しており、同日には24年12月期通期の連結業績予想も修正する見通しだ。
湖北工業によると海底ケーブル向けの光アイソレーターでは世界で過半のシェアを持つという。4月には米グーグルが10億ドル(約1500億円)を投じて日米間に2本の海底ケーブルを新設すると発表。光アイソレーターの受注増につながるとして、湖北工業株が大きく買われた。
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