調剤薬局を手掛ける寛一商店(京都市)とグループ企業8社は東京地裁に会社更生法の適用を申請した。帝国データバンクによると負債総額は9社合計で111億5000万円。「なぎさ薬局」などの店舗名で全国に50店以上の調剤薬局を運営するが、大手ドラッグストアチェーンの調剤併設型店舗との競争激化や薬価の引き下げで収益が悪化していた。

26日に東京地裁に更生法の適用を申請し、同日付で保全管理命令を受けた。三菱UFJ銀行からDIPファイナンス(経営破綻企業向けつなぎ融資)を受けることで、店舗の営業は継続するとしている。寛一商店は2012年設立。アサヒ調剤薬局(北海道函館市)やハヤシデラ(滋賀県東近江市)などグループ企業8社も更生法の適用を申請した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。