楽天グループは29日、金融事業の再編時期を延期し、2025年1月を目指すと発表した。今年10月をめどに銀行や証券、クレジットカード、QRコード決済、保険などを手がける傘下の各社を統合する方向で検討すると4月に発表していた。  楽天グループは延期の理由を、再編による企業価値向上や各サービスの法規制などについて追加の検討が必要と判断したためと説明した。  楽天グループは携帯電話事業の巨額損失が響いて連結純損益が5年連続の赤字に陥り、立て直しを急いでいる。好調な金融事業の再編によって競争力を高め、資金調達力の強化を図る狙いとみられている。


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