カントリーマアムなどを手掛ける製菓事業で大袋製品の販売が好調だった

不二家が29日発表した2024年1〜6月期の連結決算は、純利益が8億4800万円と前年同期比7倍に増えた。小麦や卵などの原料費の高騰分を値上げなどで吸収したほか、「カントリーマアム」などを手掛ける製菓事業で大袋製品の販売が好調だった。

売上高は4%増の531億円、営業利益は5.3倍の10億円だった。23年6月から始めた冷凍スイーツ自動販売機の設置数は足元で179台となり、商業施設や駅などで洋菓子の販売拡大につながった。レストラン事業ではメニューを見直し、客数と単価が上昇した。一方、中国の子会社は同国の景気減速の影響を受け減収減益となった。

24年12月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の1090億円、純利益は2.6倍の25億円を見込む。

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