スタンレー電気は29日、最大で300億円の自社株買いを発表した。上限1300万株で発行済み株式(自社株を除く)の8.11%にあたる。取得期間は8月13日から2025年3月31日。同社は26年3月期に自己資本利益率(ROE)8%や株価純資産倍率(PBR)1倍以上をめざしている。株主への利益還元の充実や資本効率の向上につなげる。

8月9日に370万株の自社株を消却することも明らかにした。

同日発表した24年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比9%増の1214億円、純利益は2.5倍の58億円だった。米国での四輪向けやインドネシアなど東南アジアでの二輪向けランプが好調だった。前年同期に計上した品質問題に絡む一過性の費用がなくなったことも寄与した。

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