食品向け機能性素材などを手掛けるファーマフーズは25日、2024年7月期の連結純利益が前期比14%増の35億円になりそうだと発表した。従来予想は42%減の18億円だったが、発毛剤の「ニューZ」などが堅調で、一転して増益を確保する。年間配当は25円(前期は22円)と従来予想から5円引き上げた。

売上高は前期比10%減の620億円を見込む。従来予想を21億円下回る。広告宣伝費の配分を見直してニューZなどの新製品に振り向けたことで、一部の既存製品の販売が減った。

営業利益は39%増の50億円を見込む。従来予想を23億円上回る。利益率の高い新製品の販売拡大が寄与する。田辺三菱製薬にライセンス供与している抗体医薬品の候補物質の開発が進み、同社から段階的に支払いを受けるマイルストン収入を得たことも貢献する。

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