独メルクと遺伝子治療研究所はパーキンソン病治療で提携する

ドイツのメルクは24日、パーキンソン病向けの遺伝子治療製品の開発や製造の支援で、自治医科大発ベンチャーの遺伝子治療研究所(川崎市)と提携すると発表した。メルクが製造資源やノウハウを提供し、パーキンソン病に使える遺伝子治療製品の早期実用化を目指す。

遺伝子治療研究所は、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)、アルツハイマー病向けの遺伝子治療製品を開発している。提携を通じてメルクから、パーキンソン病治療薬の開発に向けて原材料の供給や技術協力などを受ける。

遺伝子治療は、患者の体内に正常な遺伝子を補充するなどして薬効を得る治療法だ。遺伝子治療研究所はパーキンソン病治療薬候補の臨床試験(治験)の2025年の開始を目指す。

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