イベントではかき氷の実演販売も実施(24日、名古屋市)

JR名古屋高島屋(名古屋市)は24日、夏のスイーツの催事を初めて開いた。ソフトクリームやかき氷などを含めたスイーツ全般に焦点を当てたイベントで、29日まで開催する。毎年1〜2月に開く日本最大級のバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」のブランドを使い、夏の大規模イベントの定番化を狙う。

開店前のJR名古屋高島屋には700人以上が並んだ。イベントは「アムール・デュ・ガトー」と題し、34ブランド約600種類の菓子を用意した。冷たいスイーツのほか、レモンやパイナップルなどの果物を使った菓子が目立った。

多くの来店客でにぎわう夏スイーツ催事

店頭で調理するかき氷などの実演商品も約110種類用意した。大阪市に店舗を構える「ラヴィルリエ プリュス」は、マンゴーなどを使ったフランス菓子をかき氷にアレンジして日替わりで販売する。冬の催事に毎年参加しているという20代女性は「冬とはラインアップが違い、その場で食べられて楽しい」と話した。

焼き菓子などを販売する「Toshi Yoroizuka」の鎧塚俊彦シェフは「暑い夏はケーキ店などは静かになる。夏にも百貨店とイベントを打ち出すことでスイーツ業界を盛り上げたい」と意気込む。JR名古屋高島屋の担当者は「今回の催事が好調であれば、夏の『ガトー』、冬の『ショコラ』として毎年開催したい」と話す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。