エーザイは24日、高齢者の見守りサービスを手掛けるエコナビスタと業務提携すると発表した。高齢者施設で入居者の脳の健康度を測定するなどし、認知症の早期発見を目指す実証実験を始める。
エコナビスタは睡眠解析技術を使った高齢者施設向けの見守りシステムを開発し、累計で2万6000人以上が利用している。実証実験では同システムを導入している高齢者施設に協力を募る。エコナビスタの認知症予測AI(人工知能)や、エーザイが開発した脳の健康度を測定する「のうKNOW」などのツールを施設に提供する。
自立型の高齢者施設やシニア向け分譲マンションに入居した高齢者の場合、介護従事者との接点がなく認知症の進行に気づくのが遅れるケースがある。ツールの利用を通じて入居者が自身の認知機能の変化に気づくなど、認知症の早期発見を促すモデルの構築を目指す。
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