調剤薬局やヘルスケア事業を手がけるメディカル一光グループは24日、傘下のメディカル一光(津市)が医薬品卸2社の完全子会社化に向けて協議を開始すると発表した。薬価の引き下げで事業環境が厳しくなるなか、規模を拡大して経営効率化を図る。
買収するのは若松薬品(高松市)と佐藤薬品販売(埼玉県川口市)。詳細な資産査定を経て10月にも全株式を取得する予定だ。従業員などはそのまま引き継ぐ方針。若松薬品の2023年9月期の売上高は16億円程度、佐藤薬品販売の23年6月期の売上高は18億円程度という。
メディカル一光グループの医薬品卸事業は、主力の調剤薬局事業に次ぐ売り上げ規模がある。傘下のメディカル一光は23年9月に医薬品卸の西部沢井薬品(北九州市)と事業統合するなどM&A(合併・買収)を進めている。
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